欧州中央銀行の資金供給策50兆円を入札
欧州中央銀行(ECB)は12月21日に資金供給の入札を実施。
これまでにない最も長い期間3年間の資金供給期間で、523の金融機関が入札し規模は4890億ユーロ(約50兆円)を要請している。ECBは全額無制限を供給オペするとしている。
異例の欧州中央銀行(ECB)の資金供給策の背景には、長引くであろう欧州債務危機問題で資金繰り不安を抱えている金融市場のためにECBが異例の流通性供給策を実施したようです。
供給資金の50兆円も異例ですが、期間を従来最長13ヶ月だったのが今回の資金供給期間を3年としたところ。
ECBは今月初めに政策金利を「0.25%引き下げて1.0%」に引き下げている、今回の資金供給の金利はこれを固定金利としてしている。
これほどまでの金融機関(523)が入札に参加し、要請額は市場の約1.5倍に及んだことは、欧州債務危機に始まって銀行間での資金のやりとりが低迷しユーロや外貨でのドルの調達が困難になっている証拠です。
EU圏内での金融機関は自力での資金調達が事実上不可能になってきているようです。
担保としての短期債の需要が強いのが要因のようです。
まさに「欧州中央銀行(ECB)頼み」のようです。
来年(2012年)の第一四半期(1〜3月)には銀行債「2300億ユーロ」とユーロ圏の国債償還「2500〜3000億ユーロ」が控えています。
そしてギリシャの債務交渉も未だ難航していて、来年1月中の合意を目指していますが保証はない現状で、
ギリシャを訪問していた欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)による「トロイカ調査団」からは
ギリシャが無秩序にデフォルト(債務不履行)に陥るリスクはあるかとの問いに、匿名を条件に「自発的な運用を引き続き目指しているが、『自発的となる保証はあるか』と聞かれれば、もちろん保証はない」と語った。
マーケットではユーロの「ショートポジション」が解消されるどころか、クリスマス休暇を迎えても増加していることを鑑みると、来年2012年での第一四半期(1〜3月)に何らかの危機を想定している思惑が見え隠れしています。
一方米国の国債には、資金が順調に流入し世界の基軸通貨としての恩恵を享受しています。
そしてFRB(米連邦準備制度理事会)においては国内の金融機関の資本増強をうながす規制強化案を発表しました。
まさに欧州債務危機で世界経済の不安定性が長引く中で、自国の金融機関の財政基盤の強化を事前に対策し、これから起こるかもしれない深刻な連鎖倒産に巻き込まれない「終わりなき危機」に対して着々とアクションを始めています
マーケットがクリスマス休暇のいま、今一度、重要なテーマを整理しながら俯瞰して吟味するのをおすすめします。
リフレッシュも忘れないでくださいねm(_ _)m
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